導入
登山靴やレインウェアは揃えたけれど、「ゲイター(スパッツ)」という装備は本当に必要なのか、ロングとショートのどちらを選べばいいのか迷っている方も多いのではないでしょうか。この記事では、ゲイターの役割と、ロング・ショートの使い分け、耐水圧・透湿性の具体的な数値目安を解説します。
ゲイター(スパッツ)とは何のための装備か
ゲイターは、登山靴の履き口を覆うように装着するギアで、小石・砂・泥・雨や雪が靴の中に入り込むのを防ぐ役割があります。特に、ザレ場(細かい砂利の斜面)や泥濘んだ道、積雪期には効果を発揮します。
一方で、山と高原地図Webによれば、整備された登山道を晴天時に歩く場合はゲイターがなくても問題なく歩けるとされています。つまり、すべての登山で必須というわけではなく、コースの状況に応じて必要性が変わる装備です。たとえば富士山の下山道のように砂利が延々と続くようなコースでは、ゲイターがあるかないかで快適性が大きく変わります。
ロングとショート、どちらを選ぶか
ゲイターには大きく分けてロングタイプとショートタイプがあります。
- ショートゲイター: 足首周りを覆うタイプ。軽量・コンパクトで、低山や整備されたコースでの日帰り登山に向いています
- ロングゲイター: 靴の履き口からひざ下あたりまでを覆うタイプ。ズボンと重ねて履くことで足元の冷えも防げます。小石・砂利・水の侵入だけでなく泥はねも防ぎやすく、積雪期や天候の悪い日の登山に向いています
日帰りの低山ハイキングが中心ならショート、雪山や悪天候での使用も想定するならロングを検討するとよいでしょう。
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防水レッグゲイター(軽量調整式・男女兼用) — 日帰り登山向けのショートタイプ
イスカ(ISUKA) ゴアテックス ライトゲイター フロントジッパー — 悪天候・雪山も見据えたロングタイプ
耐水圧・透湿性の目安:レインウェアとの違い
ゲイターにも防水透湿素材が使われているものがあり、レインウェアと同じように「耐水圧」と「透湿性」がスペック表に記載されています。Sakidoriによると、ゲイターの場合は耐水圧10,000mm以上、透湿性7,000g/m²/24h以上が一つの目安とされています。

レインウェアの選び方で紹介した目安(耐水圧20,000mm以上・透湿性10,000g/㎡・24h以上)と比べると、ゲイターに求められる数値はやや低めです。ゲイターはレインウェアほど雨に長時間さらされ続ける想定ではなく、あくまで足元からの浸水・侵入を防ぐ補助的な役割であるためと考えられます。ただしこれもメディアが商品スペックから示した目安であり、公的な統一基準ではない点には留意してください。商品によって実際の数値は幅があるため、購入前に個別のスペック表も確認しましょう。
軽い朝露や小雨・泥はね対策が中心であれば、防水性より軽量性・通気性を重視した撥水タイプでも対応できます。雨や雪の中で長時間使う予定がある場合は、上記の数値を満たす防水タイプを選ぶと安心です。
まとめ
ゲイターは、整備された登山道を晴天時に歩く分には必須ではありませんが、ザレ場や泥濘んだ道、積雪期には快適性を大きく左右する装備です。日帰りの低山中心ならショート、悪天候や雪山も視野に入れるならロングを選び、防水性を求める場合は耐水圧10,000mm以上・透湿性7,000g/m²/24h以上を一つの目安にするとよいでしょう。
登山靴の選び方、レインウェアの選び方とあわせて、足元の装備を一通り揃えておきましょう。

